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【鬼滅の刃】杏の木 ♦ 煉獄 / 長編 / R18 ♦

第3章 鬼の血の子と稀血の柱 ※



実弥に初めて会ったあの時、髪紐を無くしたついでに、一度髪を切っていたのだが、あれから3ヶ月も立てばまた結びたくなるぐらいには伸びてきている。

「いや……」

実際は長い髪の方が好きだったが、そこまでは口に出さずに代わりにその髪に指を絡める。誘う様な瞳で蛍が見つめてきたので、それに応えるように彼女に覆いかぶさった。

「飯は後だなぁ」

再び、お互いの肌を合わせ始める。求め合うというよりは、慰めあう関係。それをまた認識しあうように、二人は再び乱れ始めるのだった。


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