【鬼滅の刃】杏の木 ♦ 煉獄 / 長編 / R18 ♦
第3章 鬼の血の子と稀血の柱 ※
手で口元を拭うと、実弥は蛍の体を反転させる。彼女もまたわかったように四つん這いになると、こちらに顔だけを向けて、薄い笑みを浮かべて腰を突き上げてきた。
丸見えになった花びらは雨露で濡れたように、てらてらとしていやらしく実弥を誘っているように艶めいている。
再び、そそり立つ自らのモノを数回擦りつけると、蜜壺はまるで涎垂しているかの様にその体液を垂らし始めた。
血管が浮き出るぐらい膨張した実弥が一気に貫くと、じゅぷっと音を立てながらその全てを飲み込んでいく。熱を帯びた内壁が大きなイチモツにぴったりと密着するのがわかった。
「あん……あっ…!風柱さまの……大きい……んっ」
肘を突き、腰を高くあげ、蛍が嬌声をあげる。
「後ろの方が好きなようだなぁ……ここかぁ?」
「んんんっ…!いや、だめっ……!!」
どうやら、そこが彼女のイイトコロなのだろう。一際高く声をあげ、更に強く中を締め付けた。
その締め付けから逃げるように、ギリギリまで出して深く穿てば、もっと深く鋭い快感が襲ってくる。
(俺がもたねぇ…)
「!?」
不意に両の乳房に手を伸ばされ、そのまま上体を起こされる。
実弥が桜色の乳首を指で摘まむと、蛍もまた、たまらず彼の腕を押し返そうとするが、もちろん腕力で敵うはずもない。
「ああっ……いや!…ちょ……っと……まっ……あっ……あ!」
乳房を揉みしだかれ、乳首を軽く弾かれると、下半身のそれとは全く別の快感が走る。上も下も快感で覆われているのに、上体を起こされたまま床に手も付けず、踏ん張る事もできないため、止めどない快感が襲ってくるばかりだった。膝だけで体を支えているせいか、脚が僅かに震えていた。
「お願い……あっ…もうだめ……っ……いっちゃう……!」
背後から覆い被さり、実弥が首筋に舌を這わせ、耳たぶを甘く噛むと、今までにないほど、キュっとナカがきつくなる。お胎の中で彼のイチモツの形がわかるぐらい、大きく膨張したそれがぴったりと自分の粘膜に密着し、熱を放っていた。
「お願い、ナカに、ナカに出して…」
思わぬ提案に一瞬戸惑ったが、それを察したのか、蛍は掠れた声で続けた。
「…だい…じょうぶよ…私に子どもを作る機能は…ない…から…」