第10章 ※交淡如水 【冨岡義勇】 2 完
あやの鼻にかかる甘い声を聞きながら、義勇はあやの隊服の釦を外していき、シャツの釦をすべて外すと、重ねて隊服ごとするすると脱がす。あやの白い肩とサラシを巻いた胸元が露になる。
一旦、絡み合った舌を離すと、混ざった唾液がつうと銀の糸となり2人を繋ぐ。
あやは肩で息をしながら、上気した頬ととろりとした瞳で義勇を見る。「義勇殿も」と義勇の服も脱がそうと手を伸ばすが、その手を掴まれ抱きしめられる。
「・・・惚けた顔だな。」
ふっと笑いながら言い、あやの体と頭を支えてゆっくりと後ろへ押し倒す。義勇はあやの口に触れるだけの口づけをして体を離し、自分の隊服を脱ぎ始める。
あやも義勇には脱がせにくいだろうと胸に巻いたサラシをゆっくりと解いていく。上半身裸になった義勇があやの手を止めて「続きはさせてくれ」と耳元で囁き、サラシを取っていく。
胸の膨らみが露になるとあやは「恥ずかしい」と小さい声で言い、身をよじって横を向き、手で口元を隠す。
「どうした?見せてくれないのか?」と言いながら、義勇も横になってあやを背中から抱きしめ、うなじや肩に舌を這わせる。
そして掌はあやの胸の膨らみを包み込む。肩を甘噛みすると「あっ」と小さな声が漏れ、肌が聳ち、胸の突起が主張し始めて義勇の指に当たる。
「ここが善いのか?」と義勇は何度も肩を舐めたり噛んだりし、そのたびに「んっ・・、はあ・・。」と漏れる甘い声を聞きながら、指で突起を優しくつまんで転がす。
あやの体は快楽から逃げるように少しずつうつ伏せになるが、義勇はそれを逃さない様に、背中に覆い被さり、あやの体に腕を回して抱き寄せる。
そしてもう一方の腕を腰に回し、あやの隊服のベルトを外して下着の中に手を滑り込ませる。義勇は閉じられたあやの太腿の間に後ろから自分の膝を入れ、少し開かせる。すぐに太腿付け根の間に蕾を見付け、指の腹で擦っていくとぬるぬるした蜜が絡みつく。
「ぎゆ・・どの。・・あっ。あっ・・。」
刺激が強いのか、あやの声は一段と甘さを増していく。
義勇は指で蕾を挟んで転がしながら、時々蜜壷へ指を入れる。溢れてくる蜜で入り口は滑り、指が入る抵抗をなくしていく。