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桃紅柳緑【鬼滅の刃】【R18短編集】  

第5章 ※燎原之火 【煉獄杏寿郎】3 完


「痛いか?すまん。抜くぞ。」

あやは小さく首を横に振り、またゆっくり息を吐く。

「大丈夫。・・・痛くない。苦しい・・だけ。」

涙を指で拭いてやりながら、もう少し進めて前後にゆるゆると動かしてみる。

「あーっ、あっあっあっ・・・。」

奥から溢れる蜜によって少しずつ動かしやすくなっていき、あやの苦しそうな顔も和らぐ。

「大丈夫か?」

「大丈・・夫。圧迫感が・・・凄いね。あっあっ」

「ね・・。きょうじゅろうさんは?気持ちいい?」

「あぁ。君の中が良すぎてもうイきそうだ。」

実際は楽しむ余裕は無く、彼女の心と身体を傷つけない様にするので精一杯だった。ずっと俺の事ばかり気にかけている彼女が可愛いかった。わざと口角を片方だけ上げて笑って答える。


「せん・・せ。エッチな顔になった。」

「君も随分だぞ?」

顔を見て笑い合った。


「あーー。せんせいと・・このままずーっといっしょにいたいなぁ・・・」

あやが両手を俺の方へ伸ばし、泣きそうな顔で言う。
俺もたまらず、あやの背中に腕を回して抱きしめる。

「あや、それは俺も我慢してるんだから、言うな。」

腰の動きを再開し、少し速めに動かす。あやの反応を見ながら角度や深さを変えて善い所を探っていく。

「んっ・・あっ・・。せんせ・・・大好き。」

徐々に動かすスピードを速めていき、昇り詰める。

「あや、大好きだ。・・・出すぞ。」

回した腕に力を込め、あやの耳元で「んっ」と小さく喘ぎ、腰を奥に押し込みながら白濁とした液を放つ。
泣いているあやの顔を除き込む。涙を指で拭いてやりながら目を合わせて何度もキスをした。
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