第5章 ※燎原之火 【煉獄杏寿郎】3 完
「あっ」という声と同時に体がビクンと跳ねる。そのままゆっくりと、てらてらと光っている蕾を優しく触る。
「あっ・・あっ・・あっ・・。」
少しずつ嬌声が大きくなり、蜜も奥から溢れてくる。
「あや、舐めてもいいか?」
「えっ・・・嫌かも。」
「分かった。では、指を入れても?」
「指なら・・・。」
蕾をそのまま触りながら、指を一本そっと入り口に当てる。ゆっくりと入れると驚いてぎゅっと締めてくるが、反応を見ながら少しずつ入り口を解していく。
「あっ・・・はぁ・・・はっ・・んっ」
指を2本に増やし、中でバラバラに動かして内壁を拡げる。所々指に当たるところがあるので、指の腹でこすりながら、反応の良い所を見付けていく。
中よりは蕾の方が反応が良いので、指で挟み優しく刺激していく。
甘い声が大きくなるのを聞きながら、中の指を三本にすると、声に少し苦しそうな吐息が混ざる。目をぎゅっと閉じて横を向いてしまった。
そっと指を抜き、頬にキスをする。
「大丈夫か?痛いか?」
あやはゆっくり目を開けて切なそうな顔で見上げる。
「大丈夫・・・少し変な感じ。・・・きょうじゅろうさんの入りそう?」
大きく息を吐きながら、あやは少し笑って見せた。余りにも愛おしくてぎゅっと抱きしめる。
「少しきつそうだが、入れてみるか?」
「・・・うん。ゆっくり息を吐く?」
「そうだ。痛かったら言ってくれ。」
スラックスと下着を脱ぎ、手早くゴムを着ける。ぬるぬるした入り口に先端を当て、そっと押してみるが入っていかない。
あやの顔が見えるように覆い被さる。
「息をゆっくり吐いてくれ。」
ふーっと吐くのを見ながら、少し力を入れて押し込むと、つぷっと先端が入り込む。
「あっあーーーっ・・・あ・あっ」
あやが眉尻を下げ困った顔で俺を見る。きつい。
「あや、もう少し力を抜いて、もう一回ゆっくり息を吐いてくれ。」
こくんと頷き、またふーっと声を出す。少し戻って蜜を絡めながらもう少し進む。
「あーーっ・・はぁ・・・あっ・・」
俺を見つめるあやの目から涙が出てきた。