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桃紅柳緑【鬼滅の刃】【R18短編集】  

第22章 ※炎虎 【煉獄杏寿郎】5 完


「なぜこんなこじつけたような容疑で逮捕した?公務執行妨害ならまだ分かるが、手首を掴んだだけで暴行だろう?俺が君の命を狙っているからか?」
「・・・それも理由の一つだけど、それだけじゃない。堂磨が二週間程前にフリーの殺し屋を雇った。期日は今日。時間は7時。場所は食事会の会場。ターゲットはあなたと冨岡義勇。」
「どうやってその情報を?」
「必死で集めたいろんな伝手。・・・後、フリーの人間は見返りがあれば結構情報をくれる。」
「・・・・成程。君は俺の命を助けようとしたのか。・・・今日の食事会はどうなってる?もう1人のターゲットの冨岡は?」
「高橋さんに延期にしてもらっているから安心して。暗殺の料金は先払いだし、堂磨は指定の場所にターゲットを用意できなくて悔しがってると思う。」
「・・・・。」
「・・・では、杏寿郎さん、7時は過ぎたからもう大丈夫。・・・暴行は冤罪でした。ごめんなさい。・・・公務執行妨害は冤罪にできないでしょ?何も武器を持って無くて良かった。もう少し調書に付き合って貰ったら、お帰り下さい。高橋さんに連絡をしておきます。」
「あや、もう会えないのか?」
「・・・会ってくれるの?」
「・・・・冗談だ。」








数週間後
私は杏寿郎の自宅にいた。まだ合鍵を返してなかったのだ。
「会いたい」とメッセージを送ったら「家に入って待っていてくれ。すぐ向かう。」と返事があった。
・・・もし殺されてしまうならそれはもう仕方が無い。
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