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桃紅柳緑【鬼滅の刃】【R18短編集】  

第14章 ※炎炎 【煉獄杏寿郎】4 完


宇髄が伊黒と喋っていると、冨岡が俺に話しかけてきた。
「煉獄、お前あやはどうした?」
「・・・う~ん。おそらく振られた。」
「・・・なぜだ?」
「俺に妻がいるから・・が大きい理由だと思う。後、不死川と付き合うそうだ。」
「・・・なぜ不死川?」
「それは俺も分からん。」
「お前が離婚しては駄目なのか?寿美には悪いが、タイミングが悪かった。」
「・・・あやが離婚を嫌がる。人を不幸にしてまで幸せになりたくないんだそうだ。」
「・・・煉獄はどうしたいんだ。」
「ただあやと一緒にいたい。」
「では、そうすればいいじゃないか。」
「簡単にはいかん。」
「そうか?寿美にはひたすら謝って、あやには好きだと言うだけだろう?」
「・・・むう。・・冨岡、君は今回の俺たちの事に気付いていたのか?」
「?今回というのが何の事かわからないが、気づくも何もお前はずっとあやが大好きだったじゃないか。・・・煉獄、寿美に対して気持ちが無いのに義務感で一緒にいるのは残酷だと思うぞ。」
「・・・・冨岡、君はたまに真理を突くな。」
「たまに・・・?」

一応俺は2週間だけ待ってみた。
あやへの気持ちが薄れてくるかどうか。

・・・全く薄れなかった。むしろ強くなった。不死川とあやがセックスをしているところも想像したが、暗い気持ちにはなるがあやを嫌いにはならない。
その分、寿美に触れることが難しくなった。唇へのキスとセックスはどうしてもできない。
唇以外のキスと抱擁はできた。

俺のすべきことを行動に移すことにした。

次の日が休みで、時間があるときが良い。
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