第14章 ※炎炎 【煉獄杏寿郎】4 完
あやの臍の辺りに腕を回して少し腰を突き出す様に引っ張る。
あやの頬にキスをすると、あやがぐっと顔を俺の方へ向けてくる。唇にキスをしながら俺の先端であやの入り口を捜す。ヌルッとした感触があったので、少し顔を離して腰を押し込む。「んんっ・・」あやがぎゅっと目を閉じて自分の肩口に口元を付ける。あやの背中に鳥肌が立つ。その背中にキスをして舌を這わせる。
俺が突き上げるたびに「あっあっ」と声が漏れ、どんどん蜜が溢れてきて動かしやすくなってくる。徐々にぎゅっと締め付けてくる間隔が短くなってきた。
俺は意地悪くあやの耳元で「いきたいか?」と訊くと「あなたの方が早いんじゃない?」とチラと俺を見て微笑む。「言ったな・・。」俺も片方の口角だけ上げて笑うと、グリッグリッと腰を奥に押しこむ。あやの中がぎゅうっと締め付けてくる。
あやの腰が落ちてくるのでそれをまた突き上げて奥に押し込む。あやは「あああっ」と大きく喘ぐとピクンピクンと痙攣して、ぎゅうっと締めた後、力が抜けた。
俺は奥はもうやめておいて、内壁に擦りつける様にしながら精を吐く。
俺が中から引き抜くと、あやは俺の方を振り向いてにっこり笑い、「私の負け」と言いながら抱き付いてくる。
俺もぎゅっと抱きしめてキスをする。
う~ん、まだできるな。
バスタオルを取ってあやと俺をざっと拭く。
あやをバスタオルでくるんでベッドに移動する。仰向けにして覆い被さると、キスを始める。
あやが出してきた舌先と俺の舌先を触れさせ、押し合う。あやに舌をからめとられて、吸い込まれる。ふふと笑い合いながらしばらくキスを楽しむ。