第6章 戦支度※
「それに子守りはしんどいから、もう少し大人の女性になったらデートくらい考えてあげてもいいけどね。」
「ジェハは意地悪ね。ハクみたい。」
ヨナちゃんは頬を膨らませ去って行った。
「いいのかい?」
「何が?」
「龍の血ってヤツさ。気になってるんだろ?あの娘。」
「ご冗談を。船長も意地悪だなぁ。娘の恋人にそんな事言うなんて。」
「だからさ。お前が本気なのか、ディアを幸せに出来る男なのか。見極めないといけないからね。」
「厳しいなぁ。」
クスクス笑うジェハ。
そんな時、お面の青年が“船が集まっている”と知らせて来た。