第6章 戦支度※
ギガン船長を探していた時だった。
「お前が連れてってくれるかい?」
『、っ』
ヨナちゃんと話す船長を見つけ、思わず身を隠してしまう。
「、、そうしたいけど、私と行くのは嫌だって。」
『、、、』
断ったんだ。
なのに、安心出来ない自分がいる。
「あいつはまだ親離れ出来ないのかね。いや、それだけじゃないか、、。」
「心外だなぁ、船長。」
ジェハの声が聞こえる。
「僕は本来一人が好きなんだよ。ディアは別だけどね。海賊がなくなったって、ディアと二人で気ままにやっていくさ。それこそ異形の龍達とつるんで何になるんだい?」