第4章 交渉
「いかがですか?ギガン船長。欲しくなっただろ。」
黒髪の男がドヤ顔で船長を見る。
『、、行く?』
「そうだね。」
カチャリと剣を出そうとした所を、ジェハに止められる。
「ダメだよ。こいつらの力は規格外だ。僕が三人いるよーなもんなんだから。」
ジェハの言葉に船長がふぅと煙を吐き出す。
それを見て、あたしも剣を収めた。
ジェハの言葉、そして彼等の強さを見て悟る。
彼等がジェハと同じ、龍。
白、青、黄?、黒い彼は?
そして彼女は?
「合格。」
その言葉に少女達がホッとする。
「安心するのは早いよ、小僧共。お前は何が出来るんだい?」
女の子のような可愛い男の子に船長が問いかける。
「料理、裁縫、狩猟、怪我人の治療。材料があれば爆薬も作れる。」