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空翔る龍に恋をして

第1章 出会い


「ディア。」


ギガンに連れられて船内の一室に入ると、若い娘が振り返る。
艶やかな黒髪を一つに束ね、藍色の異国の服を着ている。
白い肌に、赤い唇。
幼いながらも綺麗なその容姿に、青年は小さく息を飲んだ。


『船長、どうしました?』


「新入りだ。面倒見てやってくれ。」


ギガンのその言葉に、ディアと呼ばれた娘が青年を見た。
視線が交わっただけで、心臓がドキリと音を立てる。



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