第3章 三人目の龍
「ひよっ子が、、。聞いて呆れるよ。目立って困るのはお前じゃないか。」
ギガン船長が看板の段差に腰かける。
「ちょっと急いでたんでね。」
「何だい。役人に追われたのかい?」
「それもあるけど、」
ジェハがチラリとあたしを見る。
その瞬間、脈拍が上がる。
「、もっとヤバイヤツらの気配がしてね。」
嫌だ。
「おや、。それはもしや、お前が昔言っていたアレかい?」
聞きたくない。
「ああ。どうやら、」
言わないで。
「白龍と青龍がこの町に来ている。」
「、っ」
ジェハの言葉に、グッと息を飲んだ。