第2章 恋の始まり
『ジェ、ハ、?』
「、、好きだよ。」
『、っ』
「ディアが好きだ。」
強く抱き締められているせいでジェハの顔が見れない。
「どうしたら僕のものになってくれる?」
消え入りそうな声でそう言ったジェハ。
あたしはジェハを抱き締め返した。
「ディア?」
『あたしも、好きだよ。ずっと好きだった。』
いつからか分からない。
気付けばいつも目で追っていて、ジェハが笑えば嬉しくて、優しくされる度幸せで。
知らない女の子に嫉妬してしまうくらい大好きで。
そっと身体を話すと、ジッと見つめ合う。
その距離がゆっくり近付くと、口付けを交わした。