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空翔る龍に恋をして
第2章 恋の始まり
日が落ちて薄暗い町中は、いつもに増して気味が悪い。
飲み屋が建ち並ぶ通りを目指し、裏路地に入った時だった。
「よぉ、姉ちゃん。どこ行くんだ?」
二人組の男に声をかけられる。
だいぶ酒臭い。
早い時間から飲んでいたのだろう。
『急いでますので、失礼します。』
小さくお辞儀をして通り過ぎようとするも、一人があたしの前に立ちはだかり道を阻む。
『、どいて下さい。』
睨みつけるも男達はニヤニヤと下品な笑みを浮かべている。
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