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不確かな idea 〖 呪術廻戦 〗

第8章 living for love 【七海建人】前編


「虎杖君、夕食はまだでしたか?」

「今日の晩飯は、カツカレーだったよ?」

えっと、夕食にカツカレー食べたのに、大盛パスタとサラダ、ポテトまで食べるのか……
凄い食欲だなぁ……

なんて思いながら、ボーッと見ていると

「おっと、、、」

虎杖君がずっと小脇に抱えていた物が、ポロリと落ちて、私の足元に転がってきた。

「ぬいぐるみ?」

そう言いながら拾おうとしたら

「あ!触んない方がっっっ……」

虎杖君の焦った声が聞こえた。

「はい。汚れてないよ、大丈夫」

拾って渡そうとしたけど

「何?これ?何のキャラクター???可愛い、ね?」

あまりにもビミョーなぬいぐるみなので、思わずじっと見ていると


「あれ?大丈夫なの?さん」

「何が?」

「え?何!?どーゆーこと!?先生!?」

何故だか焦っている虎杖君。

「そーゆーことだよ、悠仁」

ニヤッと笑う五条さんが

「くま、持ってる?」

と聞いてきたので

「はい!私もね、持ってるんだよ。見る?」

虎杖君にくま吉を見せようと、バッグから出して手渡そうとした瞬間


バチィィィィ!!!!!


と大きな音が店内に響いた。


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