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不確かな idea 〖 呪術廻戦 〗

第5章 Femme fatale 【五条悟】中編


「じゃあ、お許しが出るまでオアズケかな?」

「な、何がですか!?」

「えぇー、やだなぁー ちゃんったら、ナニだなんてーーー」

焦って聞き返した私に、茶化すように話す五条さん……

なんかもう疲れたな。今日も朝早くから働いてたしな。がっくりと肩を落とすと

「じゃあとりあえずさー、ご飯でも行こうよ。寿司なんてどお?好き?ご馳走させてよ」

お寿司!?好き好き大好き!!!目が輝いたのを見たからか、私の返事を待たずに

「あ、良かった好きみたいだね。じゃあ僕、外で待ってるから、着替えたら行こっか」

「はい!」

紳士的な発言に少し好感度も上がる。でもお寿司に釣られてホイホイ着いて行っていいのかなぁ……

ま、とりあえずクマ吉も連れて行こう。

私が支度をしている間、部屋の外に出た五条さんは どこかに電話をかけていたので、小さく声をかけた。

「おまたせしました」

話し中みたいなのに、

「おっ、かわいいねー」

なんて褒めてくれた。目隠ししてるけど。
ホントに見えてるのかな???

でもすぐに会話に戻って

「うん。いつもの店ね。じゃ、また後でー」

なんて言ってから会話を終えた。

「あの、誰か来るんですか?」

「僕の大事な教え子 呼んだんだ。二人っきりだと緊張しちゃうでしょ?」

ニカッと笑う五条さん。だけど教え子って……そんな個人的な付き合いしていいものなのかな???

やっぱり頭の中は疑問符だらけだ。

それでも二人っきりよりはいっか、なんて思って五条さんが停めてくれたタクシーに乗ってお店に向かった。





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