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陰陽の集い 《忍たま乱太郎》 ※移行中

第6章 印象




***


「あ?先輩方どうしたんですか?」


こちらは5年生聞き込み組の3人が5年の忍たま長屋にやってきた。最初に5年い組の部屋にやってきた。


「いや、少し聞きたいことがあってな。由利若月の事なんだが…」

「う゛っ…⁉」


立花が5年い組の久々知兵助と尾浜勘右衛門に尋ねると、久々知兵助が明らかに動揺しているように肩を揺らした。6年生は当然その動作を見逃さなかった。


「何か知ってることがあるなら教えてくれないか。何でもいいんだ」

「いっ…いやぁ…。」

「私的には、暗殺においては確かに敵ですが悪い子ではないと思いますよ。この前図書委員の仕事をしているのを見ましたし、兵助も火薬委員を手伝ってもらってましたし。」

「そうか、兵助はどう思う?」

「えっ…と…その、悪い子ではないですね」


明らかに同様にしてる久々知に食満と立花が仕掛けに行く。
2人は久々知の脇に立ち尋問のように話し始めた。


「兵助…お前、何を隠してる?」

「隠すとためにならんぞ?なぁ、兵助」

「なっ…何も隠してないですってば!!」

「兵助、もう言った方がいいぞ。お前が由利に一目惚れしたって」

「なっ!?勘右衛門!!!」

「「「一目惚れ!?」」」

「ちっ…違いますよ!!別に一目惚れとかは!!ただ見た目綺麗な忍たまが来たなと思って…ほら、容姿が綺麗だと忍者として得なことも多いし、それに…えっと…あの!!」


ニヤニヤする6年生達に久々知は顔を真っ赤にして弁解し始めた。それにより顔を真っ赤にしてしまい、ついでにニヤニヤしている尾浜に怒りをぶつけ始めた。


「はぁ…兵助の様子がおかしいのはそういうことか…。」

「兵助、間違っても本気になるなよ。あくまであいつは…」

「わ…分かってますよ!勘右衛門!!いつまでニヤニヤしてる!!」


と、久々知と尾浜の言い争いを背に5年い組の部屋を後にした。そして、3人そろってため息をついた。


「まさか、兵助があいつにな…」

「まぁ、気持ちは分らなくもない…」

「はぁ!?伊作本気で言ってるのか?あほらしい。所詮は暗殺者だろうが。さぁ、次はろ組の部屋だな」


と言って、次の部屋に向かった。


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