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陰陽の集い 《忍たま乱太郎》 ※移行中

第20章 最終章 未来



『あ…』


タカ丸や4年生達に連れてこられたのは、食堂だった。
そして、食堂では4年生以外の全学年の生徒が集まっていたのだ。


『なっ…なんで皆さん…』

「俺達が呼んだんだよ。」

『はい?』

「君が学園長に退学届けを出しに行くのは予想できたから、それを皮切りに君を説得して…そのまま君の歓迎会を使用ってことになったんだ。」

「ちなみに、俺もみんなに歓迎してもらったんだ!!」


タカ丸は抱えていた彼女をゆっくりと降ろして喜八郎が説明をする。守一郎も彼女の背中を押しながら食堂に入る。
背中を押された彼女が食堂に入ってくると、さっそく1年は組の良い子達が近づいてきた。


「和歌菜先輩!!やっと本当の忍術学園の生徒になったんですね!!」
「僕達もっと先輩と一緒に美味しいお菓子食べていたかったんです!!また美味しい和菓子食べに行きましょう!!」
「和歌菜先輩!!また僕とアルバイト行きましょう!!先輩なら…きっともっと稼げますから~!!」


と、は組の子達は口々に彼女の再編入を喜びまだやりたいことを口々に語る。それはやがてい組ろ組、2年生3年生とどんどん他の生徒達にも囲まれ始めた。


あまりに突然の事で呆然としている彼女に、今度は5年生達が話しかけてきた。


「和歌菜。」

『あ、5年生の皆さん。』

「ヘムヘムから話は聞いた。由利の名前を捨てて新しく若月和歌菜と名前を変えて再編入したんだろ?これで普通の学園生活を送ることができるな!」

「俺達も忍たまの先輩としていろいろサポートするから。いつでも頼って来いよ。」

『蜂屋さん…不破さん。』

「女の子の後輩なんて、嬉しいな~。」

「また生物小屋に遊びに来いよ!どうせなら生物委員会に入らないか?」

「おい八左ヱ門!!いきなり勧誘かよ!!」


勘右衛門と八左ヱ門も彼女のそばに寄ってきて各々話をしていく。久々知だけは5年生達の後ろで彼女をチラッと見ていたが何も言ってこなかった。


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