第14章 日常.3
その次の日・・・
この日は会計委員会の手伝いに来ていた。
・・・ここで気が付いた5年生
「おい、若月ってさ委員会の手伝いやりすぎじゃねえか?ほぼ毎日違う委員会の手伝いに来てるじゃねえか!」
「どこ委員会も、本所属してほしくて必死なんだろうな…」
「それが人員獲得のためなのか、若月を囲いたいだけなのか…。まぁ多分潮江先輩は前者だろうな。」
「なんか…恋愛とか無縁そうだしな。」
と、会計委員会を覗いても何も面白いことは起こらなかったのだった。
***
続いては、図書委員会
ここでは不破雷蔵は自分の所属委員会なため離脱
だが、図書委員会の中在家長治も彼に関してはそこまで関心はないため何も起こらなかった。だが、委員会から帰ってきた不破雷蔵は・・・何やら怯えていた。
「どうした雷蔵。」
「うん…中在家先輩にな…」
「何?」
「「…他の委員会の様子を観察しているようだが、一体何をしているんだ?」って、言われた。」
「・・・。」
やはり6年生にはバレていたようで・・・
今に報復が来るのではないかと、5年生達は一気に恐怖に襲われたのだった。
「いや、まだだ!」
「いやいや!三郎、もう諦めようぜ!!」
「いや、ここは兵助のためにももっと調査はするべきだ!!」
「いやもう僕の事どうでもいいでしょ?!面白がってるだけでしょ!?」
と、なぜか俄然燃えてしまった鉢屋三郎に押されて5年生達は、そのまま調査を続行することになった。