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partly cloudy 【ヒロアカ】

第8章 励め青春






本戦、第一種目は騎馬戦。


15分のチーム決めと作戦タイムが終わり
実況席のひざしくんの声が聞こえる。



『さぁ、起きろ!イレイザー!』



寝てたのかい…。
隙あらば寝るなぁ、消太くんは。




「毎年生徒たちの頑張りが見られて楽しいですね、体育祭。
いろいろありましたが、無事に開催できてよかった!」


オールマイトとは反対隣にいた13号が言った。



「13号とイレイザーが生徒たちを守ってくれたおかげだね!」



「そんな、僕なんて!
イレイザーヘッドとクラウディアが
頑張ってくれたおかげですよ!」



いやいや、そちらが…
いやいやいや、そちらが…


13号とお互いを褒め合っていると
競技がスタートした。



(さて、B組のみんなはここから動き出すかな)



7分が経過し、ランキングを確認すると
2、3、4位とB組のチームが名を連ねていた。



「よし!」



あ、つい声が……
バッ!と口元を押さえると
オールマイトが隣で笑っていた。




ここから一気に混戦だ。




「緑谷くん、凄いですね!!
あの狭い空間を逃げ切ってる!!」



轟くんの氷の壁で逃げ道を塞がれながらも、頭脳プレイで逃げ切っている。



「ああ!」


オールマイトと目を合わせるため
視線を外した瞬間……

ついに緑谷くんのポイントが
轟くんのチームに取られた。



「ぎゃあ!見てなかった!!!」



頭を抱えるとひざしくんが状況を伝えてくれた。



『はっや!飯田そんな超加速があるなら予選で見せろよーーー!!!』



「飯田くんが…!」



「ああ、一瞬だった!」



オールマイトもタラリと汗を流し
自分の手をギュッ握っている。



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