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partly cloudy 【ヒロアカ】

第8章 励め青春







そして体育祭当日。


私は教師用の席に座って
1年ステージを見学する。

ブラド先生はB組の控え室に行って
鼓舞してくる!と張り切っていた。


消太くんはひざしくんに
無理矢理連れ出され、実況席にいる。

おそらく無理させないように
ひざしくんが気を使ったのだと思う。



『群がれ、マスメディア!
今年もおまえらが大好きな
高校生たちの青春暴れ馬…
雄英体育祭が始まりエヴィバディ
アァユウレディ!!!?』



ひざしくんは水得た魚のようだ。
生き生きしている。



『一年ステージ、選手の入場だぁ!!』




普通科もサポート科も経営科も

みんな頑張ってほしい。



でもやっぱり、受け持ちのクラスは
他の科より贔屓目で応援してしまいたくなる。



先生方が多くいる席なので
大騒ぎで応援はできないが



(A組、B組頑張れ!!!)




こっそりと、応援する。





第一種目は障害物競走。


A組が目立つが、B組は力を温存しつつ
突破しているように見える。

アドバイス効いたかな……



各地に設置されたカメラロボで
状況を確認しつつ、生徒たちを応援。



しかしどうしても
実況と解説の兄貴分たちの声が
耳に入ってきてしまい、
笑いを堪えきれない。


『おい、俺いらないだろ』


たまにボソッと入る消太くんの声を
ガン無視して実況を続けるひざしくん。



「ブハッ!!!」


堪えていた笑いがつい漏れてしまう。



「…楽しそうだね、クラウディア」



「す、すみません!オールマイト!
実況席が気になって気になって…ブフ…」



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