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partly cloudy 【ヒロアカ】

第7章 USJ事件





目を覚ますと見慣れない天井に
消毒液の匂いがした。



(……病院?)



バッと身体を起こした。


つもりだったが
激痛が走り起こせず、
少し背中を浮かせただけで力尽き
すぐにまた身体を倒した。



深く息を吸うと全身が痛む。
頭もズキズキと痛み、
おでこに触れてみると包帯が巻かれていた。






「気が付きましたか?
脳震盪と肋骨骨折だそうです。
先生呼んできますね。」


見廻りにきた看護師さんがバタバタと
部屋から出て行くのを見送った。



しばらくすると、
白衣を着た先生と警察の方がやってきた。



「あの…状況は…
生徒たちと他の先生は……」


痛みを堪えながら警察の方に尋ねる。



「生徒たちは一人が両脚重傷だが
それ以外はほぼ軽症。
13号は重症だが命に別状はないそうです。
オールマイトは軽症です。
イレイザーヘッドについては先生の方から…
とりあえずは診察を。
後ほど事情聴取に伺いますのでご協力お願いします。」



警察の方は簡単に説明だけ済ますと
部屋を出て行った。



「君は脳震盪と肋骨にヒビが入っています。
あとは擦り傷と裂傷が何ヶ所か。
しばらくは動けないでしょうが、安静にして下さい。
ほかの2人よりは軽症なので、後でリカバリーガールに治癒を施してもらいましょう。」



「…はい、ありがとうございます。
あの、イレイザーヘッドと13号の詳しい状況は…」



「13号は背中から上腕にかけての裂傷が酷いですが命に別状はありません。
イレイザーヘッドは両腕粉砕骨折に顔面骨折。
脳に異常はありませんでしたが、眼窩底骨が粉々になっており、眼に後遺症が残る可能性があります…。」



「そんな……」





消太くん……




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