第6章 新米教師と新入生
「ウオーーーー!!!
オイラ、間違ってたぜ、クラウディアァァ!」
峰田が涙を流しPuls ultra〜!と叫んでいる。
いい事言っておいて最後にそれかい。
胸を貶されたこと気にしてたんかい。
呆れて聞いていると
「ご静聴ありがとうございました!」
と締めた。
不合理の極みのような演説だったが
生徒たちの士気は上がったようで
やっぱりコイツは教師に向いているな、とフッと笑みがこぼれた。
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「オールマイト!
次のA組のヒーロー基礎学、見学してもいいですか?」
「霞クン!もちろんさ!
グラウンドβで屋内対人戦闘訓練をやるから見にくるといい!」
オールマイトはすでにマッスルフォームで準備万端だ。
「ありがとうございます!」
頃合いを見てグラウンドβへ向かう。
すでに始まっていたようで
ドォォォーンと建物が爆発する。
随分と派手にやっているようだ。
モニタールームへと急ぐ。
着いた頃には初戦は終わっていて
講評会が行われていた。
際どいヒーロースーツに身を包んだ八百屋さんがペラペラとオールマイトの分まで反省点を述べ、言いたい事をすべて言われてしまったようでオールマイトはタジタジと「正解だよ、くぅ…」と汗を垂らしている。
講評会を邪魔しないように
後ろからコッソリとモニタールームに入ると、赤いツンツン頭の切島くんと金髪頭の上鳴くんがこちらに気がついた。