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partly cloudy 【ヒロアカ】

第5章 母校






霞がシャワーを浴びている間に
少し冷静さを取り戻し

霞が出てきてからシャワーを勧められたが
着替えもないのですぐ帰るからと断った。



そこまで飲んだつもりはなかったが
頭がガンガンと痛む。二日酔いだ。


あまり覚えていないが
確実に俺より飲んでいた霞はピンピンしている。




「頼りになる先輩方が酔っ払い始めたから全然酔えなかったよ〜」


そう言いながら
部屋にあったインスタントコーヒーを入れている。




「それで、送ると言いながら
自分も部屋に入ってきてそのまま寝た…と」



「そうです!
言っとくけど、何もしてないからね!!!」



女が言う台詞ではないと思うが
すべて自分が悪そうなので何も言えない。



もう酒を飲むのはやめよう…。

俺は頭を抱える。



「スマン…」



「もういいって!
昨日は楽しかったしさ!」



アハハ〜と笑っている霞を見て
こうゆう状況に慣れているのか…と自分の事を棚に上げて少しムッとしてしまう。



「言っておきますが、
私、男の人をホイホイ家に連れ込んだりしてないからね!?
福岡きた時に勘違いしてたみたいだけど、普段はちゃんとガードしてます!
一応ヒーローですからね。自己管理できます!
今回は…消太くんだったから、その…だからいつもはこんな事ないんだからね!」



俺がムッとしていることに気付いたのか、霞は一生懸命に説明している。
今回のことは俺が完全に悪いのに、必死だ。


思わず笑みが溢れる。


「悪い悪い。
そんな事疑ってないよ、あの時は少し心配になっただけだ。今回のは俺が悪いし、お前は何も悪くないよ。」



よかった、と少しホッとしているようだ。





「消太くん、また飲みに行こうね♪」






「もう絶対飲まない。」



ええ〜、連れないなぁ!と霞がまた笑った。
たまにはこんな休日も悪くない。



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