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partly cloudy 【ヒロアカ】

第5章 母校







普段、休日はゆっくり合理的に過ごしたいので
わざわざ休日の前の日に酒を飲んだりはしない。


昨日は霞が山田と飲みに行くと聞いて
いくら山田でも男と二人なんて…と心配になり、一緒に行くことにした。



途中までは覚えているが…
どうしたんだろうか、霞を送った覚えがない。


俺としたことが。









ふと頭が冴えてくると
いつも寝ている寝袋と違う感覚を覚え
目をパチっと開ける。



何故か目の前に霞の顔がある。




一瞬固まり、バッと霞を抱き締めていた腕を解く。






(な、なんだ…この状況は…)



バッと自分自身に目線を向ける。



(服は……着てるか……)



少しホッとして、一度深呼吸をして心を落ち着ける。



温もりが急に消えたからか
霞が「……ン〜」と身じろぎをした。

ビクッとして少し霞と距離を取る。





そのまま霞の目がゆっくりと開かれ
目が合った。



「……あ〜、消太くん…起きた?
おはよ…う〜、私も寝ちゃった…」



俺はまだ状況が掴めず言葉が出ない。



「…昨日のこと、覚えてないよね?」



再びビクッとして顔を左右に振った。
霞は「だよね〜」とフニャッと笑った。



そのまま、ふぁ〜と伸びをし



「後で説明するよ、
とりあえずシャワー浴びてくるね。
あ、消太くん先に使う?」



未だ状況が掴めない俺は
ただただ首をブンブンと左右に振るしかなかった。





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