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partly cloudy 【ヒロアカ】

第4章 突然の訪問者




再度、携帯電話は鳴った。



【相澤消太】



今度こそ、消太くんだった。


「はーい!」



『よう。今お前ん家の最寄り駅に着いた。』



「…はい?」



『近くの喫茶店で待ってるから、出てこられるか?』



「…えーっと、私、今福岡よ?」



『そんな事わかってる、なるべく早くな。』



じゃあな。と切れた。

え?どうゆうこと?






✳︎✳︎✳︎✳︎




とりあえず急いで支度を済ませ最寄り駅へ急ぐ。


本当に来ているのか…
そもそも何故、最寄り駅を知っているのか…

疑問を抱えながら向かう。



最寄り駅へは徒歩で5分ほど。
中心部から外れている為、駅近くでも安めのアパートを借りれたのだ。


走っていけばすぐに着く。


近くの喫茶店は一つしかないので
たぶんあそこだろう。




喫茶店のドアを開けると
カランカランと音が鳴り、
コーヒーのいい香りが鼻をかすめる。


休日にたまに利用するその店は
マスターが一人でやっている。
ランチタイムを過ぎた時間帯なのでお客さんは少なそうだ。



「いらっしゃい、クラウディア」



「こんにちは、マスター。
待ち合わせなんだけど…」



そこまで広くない店内を見回すと
奥の方のソファー席にいる消太くんが手を挙げた。



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