第37章 青い空と青い春
「レポートって!!!」
職員室に戻ってから机に頭を打ちつけた。
ゴン……と鈍い音がして額に痛みを感じる。
来週末までにレポート3000字……
できない事はない。
ただ授業をこなし他の仕事もある為、残業は確実……
確かにオールマイトは厳しいかもしれない。
彼は今、連合の件で警察にもよく顔を出しているし、なにやら調べ物をしているらしく忙しいようだった。
もう一度、机に頭を打ちつけようとしたが額に当たったのは机ではなく消太くんの手だった。
「机に当たるな。」
「あーあ、霞
災難だったなぁ〜。」
ひざしくんがパソコンの間から顔を覗かせて労ってくれた。
「オレらの時もあったよな!
校外研修会、大変なのよ〜。」
「お前は俺に全部押し付けただけだろうが」
「ディスカッションでスピーチしたのはオレだぜ?
その後のパーティーを盛り上げたのも、オレ!」
ドヤ顔するひざしくんに深い溜息をついた消太くん。
ひざしくんと消太くんは二人で行ったのか、いいなぁ。
「オレが手伝える事は手伝うからよ!」
「ありがとう、ひざしくん。」
ウダウダ言ってても始まらない!
やる事はやらねば!
まずは今日の業務からだ!
「がんばれ」
消太くんも応援してくれた。
よーし、やるぞーー!