• テキストサイズ

partly cloudy 【ヒロアカ】

第30章 シンプル







ホークスの笑いが落ち着いた所で詳しく聞くと、ミルコが駆けつけた時に「中継みて飛んできた」と言っていたらしい。

同じ台詞なのに、まったく間に合っていない私のダサさたるや……。



「ミルコみたいに重要な場面で格好つけたかった……。」


「いやいや、充分ですって。」



ホークスの背中をみると剛翼は一本しかない。
先の戦いで燃えてしまったらしい。
これでは飛ぶことはできない。
もう帰るところだというので、雲に乗せて送って行くことにした。


「羽は2、3日したら生え揃うと思うんで。
そうしたらまた活動再開します。」


「そっか。それまではゆっくり休んでよ。
復興作業はこっちで頑張るから。」


「ありがとうございます。
霞さんは何でこんな早くに?」


「リカバリーガールを連れて来てくれってゆう依頼があったの。
それ受けてすぐ飛んで来た。」


「そっか、リカバリーガールを……。
よかった、エンデヴァーさんもすぐ回復できますね。」


ホークスがホッとした顔をした。
何だかいつもの元気がないのはエンデヴァーさんが心配だったから、かな?


「ホークスって、エンデヴァーさんのこと好きだよね。」


「へ!?何ですか、いきなり。」


「私ね、誰が誰に憧れてるとか、そうゆうの見抜くの得意なの。」


ヘラッとホークスに笑いかけた。
自分でも理屈はわからないが、憧れや尊敬の眼差しには敏感でなんとなくわかるのだ。



/ 446ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp