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partly cloudy 【ヒロアカ】

第26章 強く想う






いつの間にか机の上に大量の空き缶。
いつの間にかマイクが持って来たウイスキー。
そして、いつの間にか参加しているミッドナイトさん。



「何で霞はいつも誘われたらホイホイ付いていくんだよ。
パーティーだって今日だって行きたくないなら断ればいいだろうが。」


酒が進んできて、俺は酔っ払っている。
この発言もどうせ忘れる。
だったら言いたい事言ってやる。


「大体、俺と買い物に行った時はパーカーにジーンズだったくせに今日は決め込んで行きやがって。
気合い入ってると思われるぞ、普通。」



「やぁだ〜、小さいわね〜。」

「ほーんと余裕ねぇな、
スモールイレイザー。」


ミッドナイトとマイクが茶々を入れてくるが無視だ。
俺は何杯目かわからないウイスキーを飲み干す。




しばらく飲んでいたが、
流石に付き合いきれなくなったのか
ミッドナイトとマイクは部屋に戻って行った。

俺は机の上の空き缶を片付けて
部屋に戻るのも面倒なので
持参した寝袋に入り、目を閉じた。


もうすぐ日付けが変わる。
霞はまだ帰ってこない。
せっかく酒で吐き出しスッキリしたのに、またイライラが募る。
初めての食事でこんな時間まで連れ回すなんて、どこが良い男なんだか。
遂には会ったこともない男にまで暴言を吐いてしまいそうだ。
早く寝てしまおう。
こんな時ほど、すぐ眠れる自分の特技を誇らしく思うことはない。


消しても消しても浮かんでくる雑念を無理矢理振り払い、意識を手放した。



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