• テキストサイズ

partly cloudy 【ヒロアカ】

第24章 文化祭





「……うん!!」


「よし、まだまだ楽しむのよ?
相澤先生、引き続き引率お願いします!」


「ああ、パトロール頼むな。」



いってきまーす!とみんなに手を振って雲で浮き上がった。



✳︎✳︎✳︎✳︎



雄英高校の敷地はとにかく広い。
森の中はハウンドドッグの鼻で警戒。
私は空から目で警戒。


あと数時間で文化祭も終わる。
上から見る生徒たちの顔はキラキラと輝いている。

アオハルだ。
自然と笑みが溢れる。
開催の為に頭を下げてくれた校長先生には感謝しかない。




「霞〜〜!!!」


下から声が聞こえた。
雲の下を覗くと、ひざしくんが叫んでいる。



高度を落としてひざしくんの前に向かう。



「ちょっと!消太くんから聞いたよ!
サボってA組観に行ったらしいじゃないの!!!
なーにが“人伝に聞いた”よ!!」


「げっ、バレてるわけね。
イレイザーめ、内緒っつったのに!」


ひざしくんはマズイという顔をしている。


「ソーリー、ソーリー!
好きなもの奢るから機嫌直してくれよ、プリンセス。」


「……じゃあ、たっっかいワイン!」



「オーケー!任せとけ!
そろそろ上がっていいってよ。
エリちゃんのお見送り行ってこいよ!」



「あ、そうだね!
ありがとう、行ってくる!」


「それと!今日の夜、教師寮の談話室で打ち上げやるってよー!」



「はーい!消太くんにも伝えとく!
ワイン、絶対だよー!」



下に向かって叫ぶとひざしくんは手をヒラヒラと振ってパトロールに戻って行った。




/ 446ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp