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partly cloudy 【ヒロアカ】

第2章 雨と雲





部屋に戻って窓際でボーッとしていると
男子部屋に遊びに行っていたのか
女子たちが帰ってきた。



「霞、用事なんだったの?」



布団を敷いて寝る準備をしてから
お泊まりにはお決まりの女子トークの時間。


告白されるのは初めてではない。
ミスコン以降は呼び出されることも増えた。
一時的なものだと思っている。

でも同じ学年の、しかもヒーロー科の人に告白されるのは初めてだった。



「B組の人に彼氏いなかったら付き合ってって言われた…」



「えええええ!?まじか!!!」
「あの推薦入学の人っしょ!?」
「いいじゃん、将来有望!」



みんなヒーロー志望だが女の子。
こうゆう話題の食い付きは恐ろしく良い。



「や、今それどころじゃないってゆうか…
そうゆう風に見たことないってゆうか…
お断りする前に次の約束取り付けられちゃってなんとも中途半端な感じで…」



「霞的には無しなんだ?」



「うーん、そうね。
良い人だとは思うけど、
一緒にいてドキドキしない…とゆうか」



「ドキドキかぁ〜、大事よね!」
「じゃあ霞はどんな時にドキドキすんの〜?!」



女子たちみんなの注目を浴びてる。

ドキドキするとき…

直近でいうと消太くんとの電話だ…
メッセージ来ただけでもドキドキしたな…


あとは〜…


「似合ってるよ」



消太くんが文化祭で言ってくれた言葉を思い出した。




「あ!赤くなった!!!」
「何、いま何想像した!吐けぇ〜!!!」
「好きな人!?霞、好きな人いるの!?」



みんな大盛り上がりだ。



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