• テキストサイズ

partly cloudy 【ヒロアカ】

第20章 手探り






「今のところ、連合に大きな動きはありません。
雄英にいる限り奴らも簡単には手を出せないとは思いますが……。
何かあったらすぐ連絡下さい。
俺だったらすぐ駆けつけられる。」



「ホークス……」


真っ直ぐに目を見つめられる。



「ありがとう。
連合の件、私の方でも少し調べてみる。」



「ジッとしてて下さいって言いに来たんですけどね……。
無理かぁ〜、霞さんだもんな。」



「あんまり深くは突っ込まないよ。
無理したら兄貴分に怒られちゃうからね。」



屋上の手すりに手をかけ、夜の空を眺める。
天気が良かったから星が良く見える。



「……相澤先生ですよね?」



「本当、何でもお見通しなのは何で?
エスパーなの?」



アハハ、エスパーて。と笑われた。



「そういえば、インターンの件聞きましたよ。
一年生も指名あれば行けるんですってね。
常闇くん、俺のところで預かります。
頑張りますよ、後進育成。
あんまりやる気ないけど!」



「うん、よろしくお願いします。」



ホークスがバサッと猛々しく翼を広げた。
帰るという合図だ。
フワッとホークスの身体が浮き上がる。



「この前の宿題の事、
今、聞いちゃうと気を遣って俺に連絡してこなくなりそうなので……今は聞かないでおきます。
なので、何かあったら必ず連絡くださいね!」



飛んできますんで!とニヤッと笑った。



「わかった。ありがとう。
ホークスも私にできる事があったら言ってね。」




ヒラッと手を振って
夜空へと飛び立って行った。





/ 446ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp