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partly cloudy 【ヒロアカ】

第2章 雨と雲






「あらあら、あなた達
こんなところで昼食?」



女の人の声が聞こえた。



「あ、3年の…香山先輩!」



かっけーな!とお兄ちゃんが呟く。
ミスコングランプリの香山先輩が屋上の入り口の上に座っていた。



「屋上は立ち入り禁止でしょ
勝手に入ったの?そうゆう不正行為は…」




やばい。怒られるのかな。



「青春ぽくて、いいわね!!!」



あ、よかった。
話しがわかる人っぽい。




「あら、あなた!ミスコンの!」



「白雲霞です。
ミスコンとっても素敵でした!」



「霞ちゃんも可愛いかったわよ〜!
来年はダントツで優勝ね!」



「先輩!俺の妹なんすよ!」



「え!?似てないわね!!!」



香山先輩はびっくりしていた。
よく言われるが、私たち兄妹はあまり似てない。
お兄ちゃんは父親似で私は母親似だ。



そして香山先輩に猫ちゃんの事を話すと
預かってくれることになった。

名前は おすし に決まった。

なんやかんやで香山先輩が飼うことになりそうな雰囲気だ。



香山先輩がおすしを抱っこした時
消太くん、顔赤らめてたな…
やっぱり男の人はああゆうスタイルの良い人がいいのかな…
私ぺったんこの幼児体型だもんな…
これから成長してくるんだろうか、もう手遅れだろうか…


なんて考え事をしていたら
消太くんが顔を覗き込んできた。



「どうかしたか?」



いけない、顔に出てたかな!



「な、なんでもないよ!
そろそろ私教室戻るね!!」



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