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partly cloudy 【ヒロアカ】

第19章 問題児たち







すると突然、
内線の呼び出し音がなる。



『オイ、イレイザーヘッド!

オタクノ生徒ガグラウンドβニイルゾ!
監督不行届!シカッテコイ!

緑谷ト爆豪、緑谷ト爆豪!』


セキュリティ用の警備ロボからだ。



「へ……?こんな時間に?」


「まじかよ」



『マジマジ』




何やってんだか、
あの問題児コンビ。



「私も行くよ!」


霞も付いてくると聞かないので
仕方なくクローゼットから
いつもの服を取り出し、霞に渡す。


「それ着とけ。
そんな格好で外をウロつくな。」


「……もう、お母さんみたい。」


文句言うなら部屋へ帰れ。と睨むと慌てて上着を羽織った。



……これはこれで……いやいや、まずは生徒だ。

邪な考えを頭の隅に追いやり
霞とともに部屋を出て外へ向かう。



玄関を出たところで
オールマイトが立っていた。




「……オールマイト!」


「何です、オールマイト。
また緑谷と爆豪ですよ……
演習場で揉めていると……。」



「ああ、まさにその事だが
あの二人については入学前から知っていて思うところがある。
私に任せてくれないか?」


すぐ連れてくるよ。とオールマイトは演習場へ向かった。



「……中で待ってようか。」


霞は微笑んで俺の手を引いた。
羽織っている俺の服が大きくて
ショートパンツが隠れ、服の裾から太ももがチラチラと見える。



「オールマイトが連れてくるまでにズボン履いてこい!
教育に悪い!!!」




まったく、どいつもこいつも!



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