第13章 襲来
「先生!!!」
「泡瀬!八百万!」
「八百万さん、怪我を……」
「脳みそ丸出しの敵が襲ってきて、訳わかんないうちにやられて……でも急に去って行きました……」
「雲に乗って、八百万さんの応急処置を!」
八百万さんの処置をしながら
雲を移動させ、他の生徒の捜索をする。
泡瀬くんにB組メンバーの待機位置を教えてもらい、倒れていた凡戸くんと円場くんを回収。
「一旦、生徒たちを施設へ!
俺はこの辺りを探す!頼む!!」
「わかった!!」
消太くんを降ろし、
また最短距離で施設へ戻る。
生徒たちを降ろし、
消太くんを降ろした位置に向かう途中
下の方で何か光るのが見えた。
(青山くんのレーザー?!)
光った位置へとすぐさま向かう。
「問題なし。
……お?クラウディアか」
USJの時にいたワープゲート!
すでに閉じかけている。
急いで下に飛び降りる。
「かっちゃん!!!」
緑谷くんが叫ぶ。
爆豪くんがさっきのツギハギ男に首を掴まれている。
「爆豪くん!!!」
「クラウディア、一歩遅かったな。
お前はまた今度だ。じゃあな。」
ズズッとゲートが閉じた。
遅かった……!
「くっそ!!!」
私は地面を殴る。拳から血が出た。
「あ……あ…あァァァァ!!!!」
緑谷くんが叫んだ。