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partly cloudy 【ヒロアカ】

第13章 襲来







「私たちも肝試したかったぁ……」

「アメとムチっつったじゃん…アメは!?」

「サルミアッキでもいい……アメをください、先生ぇ!」


芦戸さんはまだ涙目で、
切島くんと上鳴くんもまだ駄々を捏ねていた。

サルミアッキとは北欧のお菓子で世界一不味いと言われている。
そんなアメでもいいとは、切実だ。



「サルミアッキうまいだろ」


消太くんは呟いたが
え。と私は引いてしまった。


「サルミアッキはまずいよ!!!」


「いや、うまいだろ」


「絶対まずいよ!!
舌おかしいんじゃない!?」



「……いや、先生たち。
サルミアッキでもめないで……。
そこじゃないから……。」





補習組と私たちは宿泊施設に戻ってきた。



「周りから遅れを取ったってゆう自覚を持たねぇとどんどん差ァ開いていくぞ。
広義の意味じゃこれもアメだ。
……ハッカ味の。」


「ちょっと待って?
ハッカ味は美味しいわよ?
今のニュアンスで行くと……
ハッカ味まずいって言ってる?」




「だから先生、そうじゃないって…」


生徒たちはがっくりしている。



「そうだ、みんな。
後で花火でもやりましょう?
洸太くんとやろうと思って買っておいたの。
数も少ないから補習組だけ特別よ?」



「「レモンキャンディきた!!」」


補習組生徒たちはガッツポーズをしている。
捕縛布のおかげで腰から下でだが。
みんな少しやる気を取り戻してくれたところで補習用に使っている部屋の扉を開けた。




「あれ〜おかしいなァ〜!?
優秀なハズのA組から赤点が5人も!?
B組は一人だけだったのに!?
おっかしいなァ〜〜〜!!」


「どうゆうメンタルしてんだ、おまえ!」



物間くんがHAHAHAHA!!!
と高笑いをしている。

みんな呆れながらも席についた。





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