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partly cloudy 【ヒロアカ】

第12章 いざ合宿







「そういえば、相澤先生と霞先生って高校の先輩後輩なんだっけ?」

「え!じゃあ高校から!?」

「付き合わないのー?!」



もう質問責めだ。
私の顔はおそらく真っ赤っかだ。



高校時代の合宿でも
こんな事があった気が……




いつの時代も女の子というのは
人の恋愛で盛り上がりたいものなのかもしれない。



ワタワタとしていると
談話室の入り口が開いた。





「ああ、ちょうどよかった。」



ドキィッッッ!!!!

私となぜか生徒たちみんなも
その声にビクッと反応した。



「あ、相澤先生!」

「今の聞いてました!?」



「あ?なんだ?」



何でもない何でもない!!!
と、みんなで手を左右に振った。


消太くんはお風呂上がりだろうか
いつも首元にある捕縛布の代わりにタオルが巻かれていて少し髪が湿っている。
色っぽい。



「?まあ、いいや。
芦戸、9時から補習やるぞ。
男子の補習組にも伝えといてくれ。」



「は、はーい!
じゃあ霞先生、また後でねー!」



ようやく女子達の追求から解放された。
生徒たちは談話室から出て行った。




「霞、風呂空いたらしいぞ。」



「へ!?あ、うん!わかった!!」



「どうした?顔赤いぞ。」



熱か?と消太くんが一歩間合いを詰め
私のおでこに手を当てた。



カカカ〜ッと更に赤くなるのがわかる。



「な、なんでもないから!!!」



慌てて一歩後退りをすると
ドアの向こうから キャ〜〜 と小声が聞こえた。


あ、あの子たち…………





「早く入っとけ。
補習もあるし、虎さん達と飲むんだろ?」



「わ、わかった!」


そそくさと談話室を出た。
生徒たちはすでに去ったようだった。




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