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partly cloudy 【ヒロアカ】

第8章 励め青春







そして、トーナメントの組合せが決まった。


A組の尾白くんとB組の庄田くんが
辞退を申し出て鉄哲くんと塩崎さんが
繰り上がりで最終戦へ進むことになり

ブラド先生がグラウンドの隅で
頑張れよぉ〜!お前ら〜!!と叫んでいた。




そしてレクリエーションが終わり
いよいよ最終戦トーナメントが始まる。



私は怪我人をリカバリーガールの元へ運ぶ係としてセメントス先生が座るコンクリートの椅子の横に体育座りで待機する。

椅子を作ろうか?とセメントス先生が声をかけてくれたが、白熱してすぐに立ち上がってしまいそうだったので遠慮した。






第一試合
ヒーロー科A組 緑谷くん VS 普通科C組 心操くん



普通科の子…
ここまで残ってるなんて凄い。

余程の個性の持ち主?
でもまだちゃんと個性を使って無さそうだしなぁ。





心操くんが緑谷くんに
話しかけているように見える。


『スタァァ〜〜ト!!!』



と同時に緑谷くんが叫ぶ。


「なんて事を言うんだ!!!」


すると緑谷くんの動きが止まり
心操くんが指示を出すと
その通りに動き出した。




(これって…
会話した人を操る系の個性?)



緑谷くんが力を暴発させ
自我を取り戻した。
指が折れているようだ。



(洗脳さえ解いてしまえば
緑谷くんが有利だな…)





「俺はこんな個性のせいで
スタートから遅れちまったよ!
恵まれた人間にはわからないだろ!
誂え向きの個性に生まれて
望む場所に行ける奴らにはよ!!」





けっきょく、そのまま緑谷くんが再び洗脳にかかることはなく心操くんは背負い投げられて場外。


緑谷くんが2回戦へと駒を進めた。






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