第1章 case*1 リヴァイ·アッカーマン
「先生、随分と探しました」
男は玄関で靴を脱ぐと綺麗に揃える。
抑揚のない声は一歩一歩とに近付いてくる。
「こんなに遠くに引っ越してたんですね、教えてくれないと…僕が困ると思いませんでしたか?」
の目の前にしゃがみ込むと優しく優しく頭を撫でる。
の身体は小刻みに震える。
「震えるほどに会えたことが嬉しいですか?」
『…違っ』
男はの服のボタンに手を掛け、丁寧に一つまた一つと外していく。
叫ぼうと口をひらいても恐怖で喉が締り声が上手くでてこない。
『…っい…ゃ…』
男を押し退けるとしゃがみ込んでいた男は体勢を崩し尻餅をついた。
身をよじり男から離れようと這い蹲りながら移動する。
男はガシッと足を掴み引き寄せると、が咄嗟に握ったカーペットがずれテーブルの上に置いてあった飲みかけのお酒の瓶が床に落ちた。
「どこに行くんですか」
『離して…痛い……』
男は大きくため息をついた。
を仰向けにされ服を鷲掴むと力任せに引き裂きボタンは弾け飛んだ。
男は乱暴な行動とは不釣り合いな程に笑顔だった。
「綺麗ですよ」
『お願い…やめてっ……』
の胸の谷間に顔を埋めたまま背中に手を差し込みブラのホックを外す。
『…嫌っ…嫌だっ……』
は落ちた瓶に思い切り手を伸ばす。
ホックが外れ男が顔を上げた瞬間に瓶で頭を殴りつけた。
「っぐ………」
男はうめき声をあげ頭を抑え蹲る。
は言う事の聞かない身体を奮い立たせ数歩進んだところで足を捕まれ転倒する。
は窓を目掛け力一杯に瓶を投げつけると、大きな音をたて窓も瓶も割れ落ちた。
「本当に酷い人だよ、血が出たじゃないか…」
『先生…こんな事をしても…』
「僕はもう教師じゃないよ?」
『もうやめて…』
「今は管理会社の社員だよ?」
男はの元同僚だった。
エスカレートするストーカー行為から逃げるようにこの土地へ越してきた。
『………』
「ほら、大人しくしてね」
男はの両手を片手で床に縫い付け、自身のボトムをずり下げる。
男のモノはすでに先端を濡らし猛り立っていた。
『嫌、もう嫌!!』
の叫び声は響いた。