第1章 case*1 リヴァイ·アッカーマン
は学校を休んだ。
(やっと遠くの地へ離れる事ができたのに…)
(どうすれば正解なのか…もう分からない…)
ただ漠然とソファーに背を預けたまま考えていた。
ついさっきまで陽が差し明るかったはずの部屋は、すでに薄暗くなっていた。
(今日は何も食べてないや…)
冷蔵庫には可愛い瓶の甘いお酒とキュービック型のチーズしか入っていなかった。
溜息まじりに両方を取り出しテーブルに置いた。
ソファーに座りお酒を呷ると空きっ腹を刺激した。
『……はぁ』
インターホンが鳴る。
はモニターから男の顔を確認すると、口元を抑え後退った。
扉をノックする音と「さん、管理会社の者です」と抑揚のない聞きたくなかった声がコンクリートの廊下に響く。
の身体から力は抜け腰は落ちた。
ただ呆然と玄関を見つめていた。
鍵穴に鍵が差し込まれ回る音がする。
カチャンと鍵が解錠させる。
『……』
扉が開くとチェーンロックがガンッと音をたて侵入を阻んだ。
「さん、ご無事ですか?」
『……』
「今、開けますね」
『……え』
扉の隙間に番線切りが差込まれ、いとも簡単にチェーンロックは切断され役目を終えた。
男はゆっくりと扉を開けると不気味な程に愉快そうな顔を覗かせ部屋へ足を踏み入れ扉を閉めた。
鍵は施錠された。