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【暇潰しにどうぞ】吸血鬼パロ【SS】

第2章 case*2 三日月 宗近 へし切り長谷部


三日月は腰を下ろし胡座をかくと、を長谷部の目に良く映るように自身の膝に乗せた。
その姿に長谷部は生唾を飲み込んだ。

唇を舌で開き絡ませる。
膨らみに優しく触れ指先で先端を弄び、透明な液に濡れた秘部を指でなぞる。
視線は長谷部を捉えたまま挑発するようにの身体を愛撫する。

の吐息まじりの喘ぎ声、耳朶から滴り落ちる血の香り、粘膜が漏らす水音、長谷部には視覚的にも聴覚的にもただの暴力でしかなかった。

「強情な男だな」

三日月はの手を取ると指に貼られた絆創膏を牙に引っ掛け剥がした。
自身の刀身が傷をつけた指を長谷部へ向けて差し出す。

「俺は目覚めた、処女である必要ももうないからな」
「…は」
「散らす前に味わうが良いだろう?」

数時間前に手当をした傷口はいまだに生々しく血の香りは誘うように長谷部の欲を刺激する。

「あ…主…」

紅い瞳を揺らしながら長谷部はの指へ顔を近づけると、唇を薄く開き舌先を傷に添えた。
 
抗えない欲と罪悪感が長谷部の瞳を薄く濡らした。

舌先を伝う甘美なの血は喉の渇きを潤した。


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