第2章 case*2 三日月 宗近 へし切り長谷部
恥も外聞も忘れの指に舌を絡める長谷部を三日月は満足げに見つめる。
「長谷部殿もこれにて主の物となったではないか」
「…主の物」
この本丸において長谷部だけがの手で鍛刀された刀ではなかった。
主にとって一番の臣でありたいと願う反面、自身だけが鍛刀された刀ではないと劣等感を抱いていた。
の血により自身が作り変えられた事実に、長谷部の身体は悦びで震えた。
「十分堪能しただろう」
三日月はの秘部へ自らのものを擦り当て躊躇なく中へと沈めた。
に破瓜の痛みはなく抽挿に合わせ甘い声を漏らしていた。
快楽に溺れた瞳が長谷部へ絡み上体はしだれ掛かった。
「主…とても美しい…」
両頬に手を添え唇を舌でなぞる。
足りないと言わんばかりに唇を合わせ舌を絡ませる。
口の中で混ざり合う唾液ですら甘美に感じていた。
徐々に激しくなる抽挿にの揺れる膨らみに長谷部は手の平をそっと添えた。
固く主張した媚芯が擦れるたびに鳴くような喘ぐ声が長谷部の耳を刺激し、呼応するような膣内のうねりに三日月の顔が歪む。
「…出るぞ、主」
の身体は掠れた嬌声と共に震えていた。