• テキストサイズ

めぐりあひて【気象系BL】

第1章 💙💛 塩キャラメル


まさか聞かれてるとは思ってなかった。
背中がスッと冷える。
逆に顔はどんどん熱くなる。


言葉が出てこない。


ニノは俺のこと気持ち悪いと思うだろうか。
せっかく距離縮めてきてたのに。
これで、もう友達ですらいられなくなったら…


思考がショートする。

でも、告白しようがしまいがどちらにしたって
俺らの関係はもう終わりだよな…

誤魔化せる訳ないし。

俺は意を決して言ってしまった。
「ニノのこと…、好き」

ニノはベッドから上半身を起こしてしばらく黙っていた。

言ってから後悔する。
あぁ、どうやって断ろうか考えてるんだろうなぁ。
沈黙が辛い。
ニノも突然言われて困ったよね。
申し訳ない気持ちになった。

もう帰ろうと思って俺が口を開きかけた時、


ニノ「…き」

「え?」

ニノ「…お、おれも好き、っていったら?」

「え??」

思わず俯いていた顔をあげる。
ニノの顔は真っ赤だった。

「付き合って?っていう…けど…」

ニノ「ぃいよ」


この急展開に頭がついてこない。

でも、目を潤ませて俺のことを見つめる真っ赤な顔のニノが
可愛くて、愛おしくて、


ベッドに上がって思わず抱きしめた。

ゆっくりと俺の背中に手が回る。
俺はニノの耳元で

「好きだよ」

とちゃんと告白した。
何か流れで付き合うのは嫌で。

「付き合ってください」
と続けて言ったら、ニノは消え入りそうな声で

「いいよ、俺も好き…だよ、ありがと」

と返してくれた。
俺の肩に顎を乗せてて顔は見えなかったけど、
耳は真っ赤で可愛かった。



お互いの体が離れて見つめ合う。

ニノの顔がどんどん近づいてくる。
そして俺とニノは


唇を重ねた。


どんどん深くなっていく。
最初は合わせただけだったのに、
ニノの方から舌を入れてきた。

俺もカッと熱くなって
負けじと舌を入れてニノの舌を絡めとる。

息ができなくなったのか、
ニノの口から喘ぎ声が漏れる。

ニノ「あぁっ…ん」


あまりに淫らな声に俺はニノをベッドに押し倒した。
その反動で唇が離れる。

「ニノ、エロすぎ」

ニノ「かずって呼んで?」

「じゃあ、おれも呼びたいように呼んでよ」

ニノ「さと、にする」

さとって呼ぶのはかずだけだから特別な感じがして嬉しかった。






















/ 13ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp