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めぐりあひて【気象系BL】

第1章 💙💛 塩キャラメル


水泳は俺もかずもノルマをクリアできて、夏休みの補講は行かなくてよくなった。

夏休みに入ってすぐ、かずのお家に泊まる日が来た。


親には「友達と泊まり込みで宿題するから。高校生になったし7月中に宿題終わらせて8月は有意義に使いたいんだ。」って言ったら、母さんと父さんもびっくり。

智が勉強に対してそんな風に思える日が来るなんて思わなかったとか、
高校生になると一気に成長するのねぇとか、感動して即OK。

頑張ってきなさいよ!相手の家に失礼のないように。と念を押され
手土産まで持たされて家を出た。

親にはまだかずと付き合ったことは言ってない。
親がどう思うか分かんないし、かずにも言っていいか聞かなきゃなーとは思ってるけど。
男同士が付き合うのは珍しいっていうのは分かってる。
いまだに偏見持ってる人がいることも。
かずはもう親に言ってるのかな…


かずの家に着いてインターフォンを押すと、すぐかずがドアを開けて中に入れてくれた。

「お邪魔します…これ、好きかどうか分かんないけど…」

かず「え、メロンパンじゃん!俺大好きだよ!」
某メロンパン専門店の紙袋の文字を見てから、俺を見る。

あぁ、可愛い。可愛すぎる。
キスしたい。

付き合った日から完全に二人きりになった日はなかった。
久しぶりに2人の空間だから気持ちが抑えられなくなる。

でも、まだ玄関。

かず「とりあえず上がって、俺の部屋で待ってて。メロンパン出すね」

かずの部屋にお邪魔する。
とりあえずアソコを抑えないと、これバレたらやばいって…
まだかずと少し話しただけなのに、いつの間にかギンギンになってる俺の息子。
俺どんだけかずとヤリたいんだよ…

Tシャツで隠してたらかずが部屋に入ってきた。
ジュースとメロンパンをテーブルに置いたら当たり前のように俺の隣に座る。

無理だ。

やっぱり抑えられなかった。

「ねぇ」

かず「なぁに」

「キスしたい、」

かず「…して?」

かずの方を向いたら今にも涙が溢れそうなほど潤んだ目で俺を見ていた。

そっとキスをした。
今度は俺から舌を入れた。

長い間、首の角度を変えてねっとりとしたディープキスをする。

お互い息がもたなくなって、唇を離した。
お互いの唇を銀色の糸が繋ぐ。


かず「今日は俺の初めて貰ってくれるんでしょ?」

かずはエロかった。




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