• テキストサイズ

白を厭い、白に憧がる【ONE PIECE】

第4章 白い道【2】


ローとの買い出しを終え、ログポースを買いに行こうとしたが、ローが抱えていた荷物の量を見て、流石に1度船に戻ろうとした。



「オイ、何処へ行く。」

『いや、その荷物一回置かないと、重いでしょう?』

「…つまり、食材はもういいんだな?」

『あぁ、うん。』




ーーーRoom、シャンブルズ




『!』

「よし、行くぞ。」




ローが昨日の治療の時に見せた青い膜を展開させた。
かなり大きな範囲で広げているな、、、と、感心していると、ローが一言唱えるとたちまち荷物が消えた。




『ねえ、ロー、今のオペオペの実の能力?』

「あぁ。」

『今の、どうやったの?』

「コイツと荷物を入れ替えた。」



そう言って私に見せたのは小さな小石。



『…瞬間移動?凄い。ねぇ、ローの能力、もっと教えて?』

「…まぁいいだろう。」



ローは私にザックリとオペオペの実の力について教えてくれた。

Roomの中は彼の支配下にあり、物体を動かしたり、入れ替えたり、中身を除いたり、切り刻んだり、、、

まぁ、色々できるらしい。

オペオペの実というだけあって、殺傷能力はさして強くはないが、人体を知り尽くした者が使うと凶器にもなるらしい。




『聞けば聞くほど凄い。ローが使うなら最強じゃない?それ。』

「そうでもねぇ。使えば使うだけ体力を消耗する。長期戦には向かねぇよ。」





色々信じ難い内容もあったが、そんな能力で、ローが使うからこそ、私の病気も治せるのだろう。

それに、、、



『自分で聞いといて何だけど、答えてくれると思ってなかった。』

「別に隠してた訳じゃねぇ。」




そう素っ気なく言い放つが、敵かも知れない相手に手の内を明かすのは得策ではない。

それでも私に話してくれたところを見ると、私は思っていたより信用してもらえている様だ。
/ 291ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp