第3章 白い道
『あ、ロー、ペンギン。丁度よかった。今できたとこなの。』
私は丁度出来上がった暖かい食事達を並べた。
「お!今日もうまそう!!」
「早く食おうぜ!腹減ったし、早く麻雀してぇ!!」
「あ?麻雀?」
「あー!シャチ!俺さっきキャプテンの部屋で、食後のお楽しみってことにしたたのによ〜!」
「うわっ!まじか!悪りぃ。」
「…久々だな。悪くない。」
そう言ったローの顔は双子岬で見た、あの自信ありげなニヤリとした表情。
そのままみんなで挨拶をして、ほかほかのご飯を食べる。
「偶には良い買い物するもんだな、お前らも。」
「キャプテン酷い言い草。俺傷ついた。」
「事実だ。」
「町でさ、コレ見つけた時ピーンときたんだよね。グランドラインの航路って本当に何日かかるか予想付かなくて、俺ら途中暇で死にそうだったもん。」
「こういうのがあれば暇しなくて済むしな。」
『確かに。グランドラインの中には、島影が見えても中々島に着かないこともあるみたいだし、これからの航海、気晴らしは必要かもね。
他には何か買ったの?』
「あっ!俺、海図の本を買ったんだ!後で教えてほしいところあって、、、」
『ベポ偉い!あとで一緒に読もうね!』
「うん!」
そのまま和気藹々と食事は進み、遂に待ちに待った麻雀大会。
私は初めてだから見学。
みんなの後ろからみんなの牌を見てお勉強。
「で、コレがあーなって、こうするから、、、」
………分からん。
呪文が聞こえる。
模様が多い。
まずはルールの前にこのコマの意味を覚えないといけないのか?
「シャチ、説明下手。」
「俺もその説明で理解できる自信はない。」
「るっせぇな」
『いやいやいや!多分私が慣れてないからだから!大丈夫!今日は無理かもしれないけど多分少ししたらできるようになるから!多分!
あ!お酒飲む?』
「飲む〜!」
シャチが攻められそうになってたから咄嗟に話題を逸らした。
お酒を取りに行くため、少し席を外そうとした。
「オイ、こっち来い。」
ローが私の腕を掴んで隣に座らせた。
『ロー?』