第7章 白波
「カラの回復には全力を注ぐ。
これからは常に目を光らせておく。2度とこんな事態は起こさせない。」
【…あぁ。頼む。
…これからの目処はついたか。
本格的なカラの治療と、情報を探るのは大凡いつになる。】
鷹の目は淡々と俺に問う。
「…カラと過ごして、お前らが信用足ることはわかった。
ただ、、、またこちらの事情で悪いが、船の強化がまだかかる。
俺たちはウォーターセブンを目指している。」
【…かなり本部に近い。
まともに行けばかなりかかるな。】
「あぁ。
エターナルポースを探すつもりだ。
それなりに有名な島らしいからな。それを得たら直線航路で向かう。」
カラから聞いたエターナルポースのこと。
それを元にエターナルポースを買い集めながら航海を進めていく旨を伝える。
【なるほど。】
鷹の目はそれを聞くと納得したように相槌を打つ。
これが最短ルートで間違いないらしい。
「まぁ、あまり根本的な解決にはならないが、リスクの少ない場所の治療は徐々に始める。」
【わかった。
…トラファルガー、一ついいか。】
「なんだ。」
【…カラの目が覚めたら、俺に連絡しろと言伝を頼む。】
「あぁ。」
それから俺は電伝虫を切り、カラの点滴を調節した。