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白を厭い、白に憧がる【ONE PIECE】
第6章 白銀【2】
しばらく、お互いに何も言葉は出なかった。
ただ、瞳も晒すことなく、私たち2人の間だけ、時がとまっているような、そんな感覚に陥った。
「俺が…」
「俺が、どこへ向かおうと、誰を診ようと
、、、俺の自由だ。」
ローはそれだけ言って、扉の向こうへスタスタと歩いていった。
私はもう何も掴んでない手をそのままに、ローの消えた扉をただ茫然と眺めていた。
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