第5章 白銀
「…もういいか。
カラ、オペをシャチで実演してみせるって言ったの、覚えてるか?」
『えぇ、覚えては、いるけど、、、どう言うこと?』
「まぁ、言葉で説明するより見た方が早い。…オイ、シャチ、入ってこい。」
「はーい。なんすか?キャプテン。」
「カラ、いいか。今からお前に施すオペは俺の能力で行う。
無麻酔だが痛みはない。…見てろよ?」
ローはニヤリと笑って刀を抜いた。
ギラリと鈍く光る刀身に目を奪われる。
妖しく、幻影的なソレの気配は正しくーーー妖刀だ。
「え?キャ、キャプテン???
「気を楽にしろ。すぐに終わる。」
「や、ちょっ、まっ、、、
「Room」
『あっ!』
「ぎゃぁぁぁぁ!!」
「!?」
ローは何の躊躇いも無く、シャチの胴体を真っ二つに斬った。